毎年のことだけど
そういえば昨日は七夕だったようで、織姫と彦星は無事逢うことができたのでしょうかまみやですこんばんは。まあこの時期の北陸地方は梅雨のせいで天の川が観測できたことがほぼないのですけども。
そして興味深い話がひとつ。
織姫と呼ばれているのはこと座のベガで、彦星はわし座のアルタイルですが、実はこのベガとアルタイルはなんと14.4光年離れているそうです。つまり光の速さで移動したとしても14年半かかる計算であり、お互いが歩み寄ったとしても1年に1回逢うなんてことは到底無理ゲーな場所にいるのです。
ね、こうやって書くとロマンもへったくれもありませんが、そもそも織姫と彦星の話自体が苦笑いしか出て来ない話なわけです。七夕、世知辛ぇな。
\ 1分でわかるよいこの七夕伝説 /
機織りばかりで婚期を逃しそうな愛娘(織姫・年齢不詳)のために、父親である神さまがよさそげなイケメン(牛飼いの彦星・年齢不詳)をゲットしてふたりは結婚します……が、ラブラブなふたりは結婚した途端乳繰り合ってばかりで仕事を放棄。織姫が機織りをしないため天界の民の衣服はボロボロ、彦星の牛は病気に。
それに激おこな神さまはふたりを引き離しますが、今度は悲しみのあまり仕事を放棄。
そこで「真面目に働けば逢わせてやらんこともない」と、1年に1度のデートを餌に、神さまはふたりを働かせることに成功しました。
── 七夕伝説(意訳:オレ)
……この話をよく美談として伝説になんてしたもんだな。
まあ、仕事しないと大変な目に遭うぞっていう教訓なんだろうな。耳が痛い。