難しいね

2010年のひとりごと
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見えないと伝わりづらい

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熊猫は実物を見るとたいして可愛くない。後ろから見たら茶色くてヒグマと同じ。

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オレもヨーグルトは苦手です。

心の病を持ったひとと付き合う事が難しいのは、そのひとの言う事や振舞いが病気によるものなのか、単なる性格的な甘えなのかが、判断出来ないからだろうなと感じました。

わたし共の業界は、うつ病やパニック障害など、心の病を抱えてるひとが少なくありません。現に同じ会社の子が、3人うつ病で病院に通っています。

 

例えば

病院に行って医師に診断されたから「うつ病」なのであって、診断される前と後とでそのひとの気質や人格が変わるわけではない。しかし何故か、うつ病だと診断されたひとの中には、病名を与えられた途端に病気である事を盾にし、いままで出来ていた事すらしなくなる者も居る。

「病気なんだから、仕方ない」と、「出来なくて当然だ」と。

いままで出来ていたのは、相当な無理をしていたからで、病気だとわかったからには無理をしない事が病状の改善につながるのだと言われれば、なるほど、確かにそうかもしれない。

しかし、わからないのだ。

病気という診断を、称号を、盾を、武器を与えられていない人間には、与えられた途端に変貌するそのひとの考えも、思惑も、目論見も、何もかもがわからない。

 

穿ったものの見方なのかもしれない。

心の病を持つひとをいままで知らないわけではない。

しかし、明らかに病んでいる様を見ない限りは、そのひとが「病気である」という事にすら気付かない。毎日落ち込んで気分が晴れない事も、毎日死にたくなっている事も、皮膚から骨が突き出し真っ赤な血液を滴らせあからさまにそれとわかる傷を目の当たりに出来る類のものとは違うのだから、心の叫びは、目に映らない。

病んでいる本人にしてみれば、とても苦しいのかもしれない。

思った事を伝える事すら出来ないくらい、心が閉ざされて助けを求めることすら出来ないくらい、深刻な状態なのかもしれない。しかし見えないのだ。わからない事の方が自然ではないだろうか。

 

うつ病ではない人間がどんな理不尽な状況にでも強靭な精神力で以て耐えられるのかというと、そんなはずはない。揺れ幅に違いこそあれ、ネガティブな感情は等しく誰の心にも住み着いている。

「病気のひと」と「病気じゃないひと」の違いは、傍目から見れば「病院に行ったか、行かないか」の差でしかないのではないだろうか。

毎日毎日、辛く厳しい環境や状況に耐えながらも、課せられた責任から逃れる事も出来ず、逃げる事は甘える事だと言い含められ、己の存在に、価値に、生きる理由に、疑問を持つ事すら許されずがむしゃらに生きているひとも大勢居る。

そういう立場から見れば、心の病気は「甘え」なのだ。実際に深刻な病状で治療を続けている人間ですら、甘えているようにしか見えないのだ。

 

キャパシティの違いかもしれないし、経験値の違いかもしれない。
弱い人間も、強い人間も、居るのかもしれない。

しかし、苦難を乗り越えられる人間は、果たして心が強く何でも出来る恵まれた人間なのだろうか。辛い事を辛いと思わず、苦しい事を苦しいと感じない、それほどまでに「強い人間」なのだろうか。

 

わたしには、そうは思えない。

 

会社の子がうつになり、部署も違うというのに世話役に抜擢され、さらにいま正に直属の部下がうつっぽいというこの現状。

オレには仕事があるんです。毎日こなさなければいけない仕事があるんです。うつになった日(病院に行った日)から、遅刻をしても、仕事中に寝て居ても、「気分がすぐれなくて…」と言えば何でも許されると思っている若い子のつまらない恋愛話に付き合う程暇じゃないんです。

処方されたお薬を飲んでない事も知ってるんです。オマエ本気で治す気あんのかよ。

毎週合コン三昧だって事も知ってるんだぜ。遅刻の理由が飲み過ぎだってこともわかってるんだぜ。オマエの言う「病気」はどんだけ自分に都合のいい病気なんだよ。

オマエが病気だって言うならな

最近忘れっぽくて、キーボード打つ指がもつれて、税金の上がったこのご時世にタバコの本数も増えて、毎日食欲はないわ、眠れないわ、仕事にも話にも集中出来ないわで常に憂鬱なオレだって、間違いなく病気ですって言って貰えるぞコノヤロウ。

 

っていう単なる愚痴。

心の病を軽視しているわけでは決してないので、そこのところご理解くださると幸いです。

 

※この日記を書いていた頃、会社の人間以外にも身近な人間が病院で心の病と診断され、その途端言葉通り本当に何もしなくなり就活すら病気を理由に拒否するようになりました(結婚を口にしながら就職すらせず親からお金を貰いながら生活をしていたのですから、当事者であるわたくしの苦悩たるや想像に難くないと思います)。そういう状況の中でもわたくしは強靭な精神力で以て耐えられる強い人間であると思っておりましたので、上記の指がもつれる、食欲不振、睡眠障害、集中力の欠如などが、のちに重度のうつ病であると診断されることになろうとは、このときはまだ想像もしていませんでした。超絶暗黒時代真っ只中のときの文章ですので、お気に障る方がいらっしゃったら申し訳ないと思い、編集後記にて追記させていただきます。チクショウ。< 心の声