ツレがうつになりまして。

ツレがうつになりまして。

明日食う米に困ることはあっても撫でるねこに困ることはないまみやですみなさまごきげんよう。

今回は「ツレがうつになりまして。」の感想文を書こうと思ってPCの前に座っているのですが、もう随分と前に観た映画なので内容をしっかりと憶えていないという体たらく。あ、ちなみに「世界の中心で、愛をさけぶ」の感想文は悪口しか出てこない気しかしないので割愛。

うちの家族は、私とツレとイグアナのイグのちょっと変わった家族だ。ツレは仕事をバリバリこなすスーパーサラリーマンだったが、ある朝真顔で「死にたい」ってつぶやいた!病院での診断結果は、うつ病(心因性うつ病)だった。仕事の激務とストレスが原因らしく、私は「会社辞めないなら、離婚する!」と告げた。会社を辞めたツレが主夫になり、家事嫌いの私は内心嬉しかったり……。しかし、収入源がなくなり髙崎家は貧困街道まっしぐら!そこで私は編集部へ行き新しい仕事をもらい、ツレの体調も徐々に回復に向かい、ほっと一安心。そして、小さなつまずきのその先には、ある奇跡のような出来事が待っていた。
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「神経質で生真面目で一所懸命で責任感が強い」というサラリーマン(ツレ・堺 雅人)が仕事上で苦手なクレーマーを相手にしているうちにうつ病になってしまうという、見事なステレオタイプのうつ病患者と、「うつ病」という謎の病とどう対峙すればいいのかわからず「頑張って」とは言わない代わりについうっかり感情的になって相手を追い詰めてしまう妻(私・宮崎あおい)とのラブコメディ。

ツレが仕事を辞め収入源がなくなってしまい、売れない漫画家の妻が編集部で小さな仕事をかき集め、その中で「自分の描きたいものって本当はなんだろう」と考えるようになり、ツレがうつになった我が家の話を漫画にしてみたらそれが売れちゃった!というお話です。身も蓋もないですね。えーと、でもそういうお話です。

うつ病のツレはわかりやすいうつ病で、毎日泣いてばかりいたり、布団から出てこなかったり、ごはんを作っても味がわからなくなっていたり、何も出来ない自分に絶望してまた泣き出してみたりと、典型的な病状をこれでもかと醸しています。妻はそんなツレを追い詰めないように「気楽に行こうよ!」と天真爛漫っぷりを発揮しますが、それが災いして仕事の〆切が近くなるとつい感情的になりツレに厳しく当たってしまう一面も。当然ツレは妻の態度にまた落ち込み自宅の風呂場で自殺しようとしてみたり、それに気づいた妻が慌てて助けたり、かと言えばのんびりふたりで昼寝をしたり、亀を飼ってみたり、うん、そんな感じのほのぼのとした映画でした。

ここで強烈なネタバレですが、あらすじに書いてある「ある奇跡のような出来事」というのは、妻が「ツレがうつになりまして。」という漫画を出版したあと、ツレとふたりで編集部を立ち上げ、そこに「うつ病を克服しようとしているツレの講演会」の依頼が舞い込み、その講演会にサラリーマン時代毎日のようにクレームの電話を掛けて来た(であろうと思われる)人物が現れ最後にツレを褒めて去って行く、というもの。出来過ぎ感は拭えませんが、そのことでまたひとつツレが前に進むための活力になったことは間違いないでしょう。

とにかく「ちょっぴり特殊な状況だけどのほほんとした日常を描いた映画」ですので、なんだか癒やされたいなあというときに観ると心がほんわかするかもしれません。あ、あと宮崎あおいが可愛い。

「駆込み女と駆出し男」は流し観してしまっているので、もう一度ちゃんと観てから感想文を書こうと思います。それでは次回!(よいお年を!)