遺憾なくスルー力を発揮してみた
そうか、昨日はValentinedayだったのか…自分にはまったく関係ないイベントじゃねえかと思っていたので、まずもって日付という現代人におけるとても重要な概念を忘れて過ごしていましたまみやですこんばんは。だって曜日さえわかればとりあえずは問題ないし……
しかし、しかしだ。昨日我が家に届いたチョコレート。ぉぉぉぉぉそうだ、このギリギリ人類に愛の告白をするのすっかり忘れとったやないかい!
あ、ちなみにヴァレンタインってのは海老で鯛を釣るイベントだと思っています。義理チョコより虚しい慈悲チョコを社内の男性に配り、しかもそのチョコは大袋を小分けにして100均で渋々購入した袋やリボンで適当に見栄えよくラッピングした原価で言えば100円程度の超慈悲チョコ。
その原価100円程度の慈悲チョコをもらったばっかりに、Whitedayにその五倍以上のお返しを余儀なくされる男性社員たち。気付けよ、それは罠だ! 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ! いや、意味がわからない!
いつの間にか手作りチョコを送るという文化が下火になって来たというか、手作りチョコを怖いと思う男子が増えたというか、まあネット見てると怖くなるよね。チョコに何入れられてるのかわかったもんじゃないし。同時に手編みのマフラーとかも随分下火になったよね。そのひと針ひと針が怖いとかなんとか。
手編みのマフラーは「彼のことを考えながら一所懸命編んだ愛の証」と古では考えられていたけど、令和のいまではある意味呪詛にも似たようなシロモノである。やってることも出来上がるものも変わらないはずなのに、時代が変わるとここまで変わるのか、ってくらい手編みのマフラーの位置付けは変わった。
ここまで書いておいてなんなんだけど、チョコも服飾品も既成のもののほうが喜ばれますよ? そこに呪詛や怨念を込めずとも相手を素直に喜ばせてあげればよいのではないかなあと思ったりしました。そして男子諸君は100円程度の慈悲チョコのお返しは100円程度のもので充分なのだ、ということを学んでくれ。
群集心理ってやつなのか、日本人特有の「右へ倣え」という感覚ゆえか知らんけど、慈悲を受けたら盛大な愛で返すなんてことをするヤカラがいるばっかりに、それが世の中で定着してしまい「100円のお返しが1,000円」などという価格崩壊を起こしてしまっているのですよ、ダンナ。
これを迷惑と言わず何と言おう。
さて血迷える仔羊のみなさんは、いくつチョコをもらいましたか?
僕はWhitedayに半沢直樹よろしく「倍返し」で挑みたいと思います。ギリギリ人類、ありがとう!(私信)(価格崩壊の話どこ行った)