病院という箱庭

2020年のひとりごと
いまの駄文

毎回おっしゃいますけど

土曜日にいつものアレな病院に向かい、さすが年の瀬、この駐車場の混み具合はなんなんだ!薙ぎ払え!どうした化物!さっさと撃たんか!と思わずクシャナさんになりその辺の車を巨神兵に焼き払ってもらおうかと思いましたまみやですこんばんは。いやおとなしく一台分だけ空いてたのを見付けてそこに停めたよ!焼き払ってない大丈夫!(その前に巨神兵を復活させてない)

まあ相変わらず入院をお勧めされています。どうですか!いまならベッドも空いてますよ!大部屋じゃない部屋も用意できますよ!カウンセラーとお話し放題!番組終了後三十分以内にお電話ください!と言わんばかりに入院の素晴らしさを教えてくれる主治医先生。

いや、でもね?

PC持ち込み不可、スマホ持ち込み不可、挙句新型肺炎のせいで売店にすら行けず、当然面会謝絶状態なわけですよ。完全に外界から断たれるじゃないですか。浮世にいてさえ世捨て人のような暮らしが、入院なんかした日にゃ煩悩と触れ合う機会を失いうっかり解脱して悟りを開きそうじゃないですか(あかんのか)。

お断りだ!

ほら、ここも更新できなくなるし(それはそこまで重要じゃない)。いろいろと不便なことが重なりそうなので、まあ入院するとしても生前整理をすっかり終わらせ、立つ鳥跡を濁さず状態にしてからにしようと思います。そのほうが合理的な気がするんだよね。

で、前後の話は華麗に省くのですけども、医事課の方に呼ばれお薬の受け取りに関するルールの説明を受けました。なんでも患者情報の登録を義務付け、医師の登録要件を厳格化し、適正流通管理システムに登録された薬剤師のいる薬局でしか受け取れなくなるという、まあなんともお上も面倒なことしてくれちゃったりするわね!という感じですが。

– – – – – ココカラ – – – – –

えー、書いている途中で画面が真っ暗になり、PC本体は落ちていないのに(ファン回り続けてるのに)モニターの電源オフって点け直したらようこそ画面にウェルカムされサインインしたらまっさらなデスクトップが目の前に広がっていました。この症状二度目なんだけど、なんなんだろう。以前はWordpressのカスタマイズ中でPHPファイルいじってる時に落ちてしばらくWordpressがバグって大変!なことになったので、恐々とChrome立ち上げてみましたが、落ちる前に開いてたブラウザが全部落ちる前と同じ状態で開きました。何なの?

というわけで久々に必殺奥義「とりあえず先に投稿ボタン押しとけ」を繰り出そうと思います。

そうそう、それでね。そもそもそのお薬って、処方箋を発行するためにお医者先生が登録しなくちゃいけないのです。もしそのお薬による問題が起こったときに、どの病院でどの医師が発行した処方箋によるものなのかを調べるために、処方箋を発行できるお医者先生リストがあるわけです。平たく言うとお医者DEATH NOTE みたいな?いや全然違うな。いままでは研修を受ければよかったらしいのですが、今回のお上の裁定により小児科学会または精神神経科学会の専門医で、かつ指定された複数の学会のどれかひとつに所属する学会員でなくちゃいけなくなったそうで。まあこの辺はわたくしには関係ないのですが。

で、いままではなかったのですが患者も登録制になりました。毎回お薬をもらうたびに、専用のIDカードと身分証の提示が求められるそうです。これなあ……ぼかぁ適応外処方だからあんまり問題ないんだけど、当該疾病で処方されてるひとに毎回IDカード持って来いっていうの、恋人もいないひとに「結婚式はいつ?」って訊くのと同じだと思うんだけど。もしくは無職のひとに「ボーナス増えた?」って訊くみたいな。あ、要するに「できないことをさせようとしてる」ということが言いたかったのですが、伝わりました?大丈夫?

まあそれだけ厳格に管理しなくちゃいけないお薬なんだっていうことはわかるんだけど、毎回IDカードを忘れずに携帯できるひとはその病気でそのお薬必要としてないと思うんだよね。お上、その辺わかってる?

で、医事課の担当者さんの話(ここが本題)なのですが、多分非常に特殊な病院で特殊な患者さんを相手にしなくちゃいけない環境だからなのでしょうが、もう見ていて気の毒になるくらい一所懸命言葉を選ばれるわけですよ。迂闊なことを言って患者さんが激昂するとか殴り掛かって来るとかが安易に想像できる場所なのでお気持ちはわかるのですが。

あまりにも言葉を選び過ぎて何が言いたいのかわからぬ、という状態でしたので、ネットで知り得た情報をお伝えして「これの件ですよね?」と確認すると「そうです!それです!」と、やっと話が進みました。大丈夫だよ、突然殴ったり蹴ったり椅子ぶつけたりしないから。

そして書類なんかを書かされ最後に確認する段階まで来たあと、また何やら「うーん……えー…と……」と思案に暮れ始め、お、どうした?と思いしばらく待っていたのですけども相手は思案の達人か、免許皆伝できるくらい極まってんのかってレベルで言葉を必死に選んでおられる。

そしてたっぷり思案に暮れたあと「あのですね……」と切り出したかと思うと

薬物の乱用経験はございますか?

……たっぷり思案した割には随分な直球投げ込んで来たなおい。結局どう慮っても易しい言葉に置き換えることができなかったのね、うんそうか。だったらミット構えるから最初から直球投げて来いよ。時間の無駄だろう。

病院という箱庭の中で働くひとたちも大変よね、というお話。