猫日記の序章

2020年のひとりごと
いまの駄文

猫日記を書き始めたはず

昨日の駄文を書きながら「お猫さまのことなんだから猫日記に書けばええやないか」と気付き、よし、駄文を切り上げてお猫さまの話を書こう!と書き始めたのはよいのですが「何故そういうことに至ったのか」を説明しなければ正確に伝わらないなあと思い、まず経緯を書き始めたら「あれ?これ猫の話にたどり着くまでにどれだけの文字数を消費するの?」という状態に陥ってしまったので、まみやですコンニチハ、先に経緯だけ切り分けていまの駄文にあげようとこれを書いています。

斬新な挨拶を盛り込んでみました。

ここから「猫日記」だったはずの経緯(加筆込み) ⇓

2010年、人生に於いて最大の屈辱と絶望を感じ(させられ)たわたくしですが、2010年いっぱいで勤めていた会社を退職し、2011年に入るとこれまた別件(退職した会社絡み)でややこしいことに巻き込まれ人間不信度を示す針は完全に振り切り計測不能、さらに「心の風邪」と喩えられることの多い病を患っていたことも相まってそれはそれは悲惨な毎日を送っておりました。

心の風邪などと優しく言い換えたところで、本来であれば脳内で正しく分泌されるはずのセロトニンやノルアドレナリン、ドパミンなどのモノアミン神経伝達物質が欠乏している(であろう)状態であり、放置していても治ることだってあるような風邪とは比較にならないほど厄介な病であることを知るだけの生活。

TVがついていても音は耳に入らず、画面を観ていても水晶体はピントを合わせることなく、本を読めばただ一行を繰り返し何度も追いかけるだけで、空腹も眠気もなければ入浴や着替えに意識も向かない、かつては生命体であったことがまるで何かの冗談だったかのように、ただフローリングの硬い床に転がり腐臭を漂わせる物体。

いますぐ消えてなくならないかな。

そして全部なかったことにならないかな。

はじめからいなかったことにならないかな。

 

……ならんわな。

アシタカも「生きろ」言うてはったしな(サンに)。

しかし、生きて行くためにもお猫さまを病院に連れて行くためにもお金は必要なわけで、毎日脳味噌を全停止させながら天井とにらめっこをしているわけにもいかず、もう味もしないどころか色さえ付かない出涸らしの茶葉ほどの気力で以て4月に転職を果たしました。世の中金や。

前職は統括ジェネラルなんとかという役職を押し付けられ賜り、毎日部下の仕事の進捗を把握し指示を出さないといけないわ、その日決めた部下のタスクが終わるまで帰れないわ、部下のミスは上司であるオレのミスとしてそのミスったプロジェクトに関わってもいないのに始末書や顛末書は書かされるわ(別チームの案件の顛末なんて知るわけねえだろ)、もうどこに出しても恥ずかしくない一片の曇りもない立派な社畜として働いていたわけですが、新しい職場は上下関係がなく更にディレクションという業務もなかったため、ただひたすら与えられた仕事を無言でこなすという夢のような職場でした。

途中までは。

おいおい、猫の話はいつになったら出て来るんだよと思ったキサマのみなさま同様、わたくしも書きながら「これ、いつになったら話の本筋に触れられるの?」と思っておりますゆえ目指す(望む)場所は同じです。同志よ。

所詮デザイン屋などどこも変わらず暗黒企業、深夜3時になっても社内が暗くなることはなく、残業も厭わないという心意気を持った社員が重宝され、定時で切り上げて帰ることを許さない空気が常に社内を満たし、上下関係はないけれど関わる機会もないため他の社員との関係も希薄で相談などできるはずもなく、どんどん居心地が悪くなって行きました。この話、別の機会に書いたほうがよいのでは?

── そう、ここがいま正に「別の機会」です。

ディレクターとして採用されたはずなのにディレクション業務がない。それはまあラクといえばラクなのでまったく問題はないけれど、仕事を取って来るのは外部企業であり弊社は下請け。そして契約の取れた案件を「この企業のWebサイト作ってね」と投げて来る元請けの担当者。

えっと、何を主目的とし何を訴求するためのサイトなんですか?どういったひとに見てもらいたいんですか?性別は?年齢層は?職業は?ターゲットとなるペルソナ(ユーザー像)はどのような設定なんですか?色は?デザインの方向性は?打ち合わせ内容教えてくれないとサイトマップすら作れないしワイヤーフレームも作れないよ?と元請けの担当者にメールを出したらば

「そんなことも説明しなくてはいけないとは…残念です」

という非情な返信が。ナニこの会社っていままでESPとか千里眼の持主しかいなかったの?だったら採用条件の必須資格の欄に「ESP / PSI / 千里眼」てちゃんと記載しておいてよ!そうすれば応募しなかったよ!

ディレクションをする人間不在の制作現場。敵は、わからないことや教えて欲しいことを訊ねると怒りだす担当者だけでなく、「メンズライクでシックな、ダークを基本としたシンプルテイスト」というわかるんだかわからないんだかよくわからない曖昧な発注をして来る担当者(添えられた参考サイトのURLを確認すると目の前には「ひらけ!ポンキッキ」「セサミストリート」「しまじろうのわお!」などの世界観を継承したようなカラフルポップな浮かれたサイトが広がった)、「ごめん忘れて放置してた…ちょっ早でお願い!」と急な発注をしておきながら納品後の確認が5日後の担当者、トンデモな発注に対し物理的に無理なことを説明すると毎回必ず泣き出す(だが絶対に譲らない)担当者、曜日と日付と時間の感覚が皆無な担当者、ヒト語を理解しない担当者、枚挙に暇がないとはこのことか。

元請けに逆らうわけには行かず、帰宅後呼び戻されることもしばしば、残業が当たり前なのだから土日出勤などはもはや休日出勤ではなく普通の出勤日。疲れたろうパトラッシュ、ぼくも疲れたよ……

わたくし自身は呼び戻されはするものの過度な残業や休日出勤はほぼしない姿勢を貫いて大いに不評を買っていた(と思う)わけですが、日常業務の支離滅裂さや残業をしない社員は働いていないも同然という無言の圧力に疲れてしまい、とにかく何でもいい、わかりやすい癒しが欲しい、と思うようになって行きました。

人間不信を募らせ疑心暗鬼になりやさぐれている状態ですので、当然ヒト族の恋人を求める気などさらさらなく、わたくしは熱心に「里親募集サイト」で「犬」を探しました。

わたくしの犬に関する知識はアニマルプラネットで放映されていた「It’s Me or The Dog」でヴィクトリア・スティルウェル(イギリスのドッグトレーナー)から教わったもの以外何ひとつありません。ただそのときはそれだけで充分な気がしていましたし、何より癒しを求めていたためもう他のものは目に入りません。猫とは違うわかりやすい癒しをくれる犬と!犬と暮らしたい!

「だったらなんで猫増やしてんの?」と思ったキサマのみなさまお待たせしました、やっと本題に突入します。

つづく(はず)。

元イケメン兄弟
メインクーンミックスの仔猫たち ここまでの経緯はこちら。 わたくしはとある保護団体が保護している1匹の犬を見て「思い描いている理想が形になってこ...

つづいた!