あたたかい日

あたたかい日
毛 玉

悲しくてしかたない

えびちゃんが旅立ってから1週間が経ちました。

彼女は昔の元気な姿を取り戻し、神様の下でしあわせにしているのでしょうか。

薄暗い部屋から窓の外に目をやると、雲ひとつない青空と降り注ぐ光の中で見慣れた景色がとても美しく輝いて見えます。そして何故か、言い様のない罪悪感や喪失感で泣きたくなるのです。

もうこの光をえびちゃんは浴びることもないのだろうと。
もっともっと、私には出来ることがあったのではなかろうかと。

同時に
天国という場所があるのなら、そこはきっと地上よりも美しく、しあわせに満ち溢れ苦しみも悲しみもないのだと一所懸命自分に言い聞かせて、何かをごまかそうとするのです。

神様は居るのでしょうか。
天国はあるのでしょうか。
寂しがり屋のえびちゃんは、私が居なくて声を嗄らしたりしていないのでしょうか。

私には何ひとつわかりません。
私はこの地上で息をしているのですから。

もう呼んでも答えてはくれないのに
私は今日も、小さな骨壷に向かい何度も何度も名前を呼んでいます。