1999年11月の猫日記

1999年の猫日記
毛 玉

1999 11 01

昨日の昼過ぎのコトだった。

妹がアタシの名前を呼びながら、アタシの部屋に飛び込んで来るなり
「今すぐ児童公園に行って!今すぐ!」
をいこら、アタシは見ての通り仕事中なんだよ?
突然何を言い出すのかと思「にゃんこが捨てられてるゥゥゥ!!!」なんだとう?!

PCの電源を落とし、服を着替えるまで約10秒。自己新達成。嘘ですけど。なんでも、道路に捨てられてたにゃんこを子供たちが拾って公園で「どうする、どうする」と困っているとのこと。

妹は彼氏とデートの最中で、パンを買って公園で食べようと、公園に行ったらしい。いや、オトナのくせにショボいデートコースだとか、そゆコトはこの際置いといて。彼に「お母さんに訊いてからじゃないと、拾っちゃダメ!」とキツく言われたので妹は拾ってこれなかったと言うのだ。この、バカ彼氏!ああ、イカン、つい本音が。

段ボール箱にタオルを敷いて、いざ出陣。ナビゲーターに妹持参。彼氏、デートの最中なのにスマンな。

おかんに訊いてみた所で、結果は一緒だ。ウチのおかんも絶対拾う。間違いない。目指すは「青い目の茶トラのちび猫」だ!舞ってろよ、いや、舞ってどうするのか。待ってろよ!記念すべき8匹目のお猫様は茶トラ!7匹も8匹も変わらないさ!

5匹も7匹も変わらないと言って、マメとわにを手に入れてから5か月。その内「8匹も10匹も変わらないさ!」とか言ってそうだ。原点に戻って考えると5匹と10匹じゃ倍違うじゃねーかよ。

などと、およそどうでもいい事を考えつつ現場に到着!どこだ!アタシの茶トラはどこだ!

 

いませんでちた。

 

妹いわく「一度立ち去る時に、ファミリーが猫を見てたから、その人達が連れてったのかも」だそうだ。そうか、そうだったのか。うん、いいんじゃない?誰に連れて行かれても、ちび猫幸せだと思うし。公園横の道路で震えてたのを考えると、全然幸せだよ、ちび猫。

アタシの記念すべき8匹目は幻に終わりました。うん、でもイイんだ。きっと今暖かい場所で眠ってるだろうからね。さて、8匹目に巡り合うのはいつの事やら。

1999 11 10

ねろ、逃げまちた。

性懲りもなく逃げまちた。最近は寒いので、窓を開けておく事はなかったのだが今日に限って換気のために、洗面所の窓を開けてあった。ねろはすかさずそこから脱走。アタシはクール宅急便でやってきた3,900円の生チョコを食していた。のん気に。

いや、この生チョコ、おかんが頼んだらしいのだが、どうも値段を見てなかったらしく伝票調べてビックリってシロモノなんですが。だって3,900円。1箱24個しか入ってないのに。

もったいないなぁと思いつつ、こんなチャンスはめったにナイと生チョコを味わってたのだ、アタシは。ただひたすら。ねろが逃げた事に気付いたのは、チョコを片付けようとした時だった。

もう、その後は生チョコの事はとりあえず忘れて、必死になってねろ探し。バカヤロウ!この寒いのに外になんて出て行くなよ。

今回は父上が、洗面所の窓から「猫じゃらし」を吊り下げ捕獲。糸を垂らしてるとアタリが来たので「お、かかった!」と思ったそうだ。こんな所で釣り気分を満喫できるなんてお得ですわね、父上。

猫じゃらしに気を取られてる隙に、横から忍び寄ってアタシが取り押さえました。チクショウ、毎度の事ながら足が汚いぜ。

その後、しばらくねろを無視しておりましたがあんまりにもしょんぼりしてるので「ねろー」と名前を呼んでやったら慌てて寄って来ました。愛いヤツ。

こうして寂しん坊で甘えん坊なねろが形成されて行くのであろう。

1999 11 16

最近朝はねろに起こされるのが日課となっています。まず頭突き。その内布団を引っかいてはがす。それから体を一生懸命叩く。バシバシと。そりゃ力一杯。しかし、いつもならそれで「フルコース終了」といったカンジなのだが今日は一味違ったわ。

噛まれた……腕と耳を。

まぁ、甘噛みだから痛くはナイ、いや、痛いな。飛び上がる程痛くはナイのだが耳は怖い。耳を噛まれるのはいただけない。

なぜか。

それは、アタシの耳にはリングのピアスが並んでいるからでございます。耳を噛む時に、リングのピアスを見つけようモノならアナタ、嬉々としてピアスを引っ張る。一度引っ張られた事があるが、これはかなり痛い。

というわけで、耳を噛まれた瞬間起きました。ええ、起きましたとも。そしてねろに導かれるまま、ねろのゴハン置き場へ直行。アタシはアナタ様の奴隷です…

1999 11 某日

むぎ坊がトイレの前で悩んでいる。しばらくトイレの中を眺めていたが、プイっと立ち去ってしまった。ん?トイレしたかったんじゃないの?むぎ坊はそのままテコテコ歩いて洗面所へ。何を思ったのか洗濯機の中に「よっこいしょ」と入って行った。

?なんなんだ…?

洗濯機の中でシッコしました…

トイレを覗いたら汚れてました…だからって、洗濯機の中でしなくても一言言ってくださればよかったのですが。

1999 11 23

勤労感謝の日。

さて、皆の衆、思う存分感謝しやがれ。そんな事を思っていても、感謝なんてされるはずもなく今日も今日とて、アタシの「猫奴隷生活」は滞りなく始まるのでした。

お猫様は神様ですゥ…

1999 11 24

むぎはとっても小心者だ。そのくせカンシャク持ちですぐ怒る。

今日の朝、アタシが足を投げ出して座っていると足に寄りかかりながら、わにちゃんが寝てしまった。しばらくすると、むぎ坊がやって来て、何を思ったのかその反対側に座った。アタシの足を挟んで、左にわにちゃん、右にむぎ坊、といった具合だ。そしていきなり、寝ているわにちゃんを「バシッ」とどついた。

君はチンピラかッ!

わざわざ近寄ってきて何故どつく。しかし、わにちゃんはまったく気にしてない様子で「めんどくさいなぁ」という顔をしただけだ。むぎ坊はしばらく「ううぅ……」とうなっていたが、やがて寝てしまった。

さて、アタシは部屋の掃除でもしようかな。はい、ちょっとゴメンね、と2匹の間から足を抜いた瞬間。

もたれ掛かっていた2匹は、見事に「ゴツン」とぶつかった。

びっくりした2匹が、その後がむしゃらに猫パンチを繰り出した事は、言うまでもない。

1999 11 26

最近どうしたコトか毎晩2階にマメが来る。一晩中アタシの部屋で寝てやがる。今までは下で、ひとりで寝てたのに。そのかわり2階で寝てたわにちゃんが下にいついてしまった。いつの間にすりかわっていたのだッ?!

これはきっとおかんの陰謀に違いない。

最初は「わにちゃんカワイイ」つってたくせにマメの目が綺麗になると「マメちゃんカワイイ」つってその内マメがとんでもなく暴れん坊だとわかったら「やっぱわにちゃんがイイ」つって、でもわにちゃんはボーっとしてるから「やっぱマメちゃんがイイ」つって今はさしずめ「わにちゃんがイイ」って思ってるに違いない。

いや、アタシはどっちもスキだからイイんだけどさぁ。どっちかに決めようよ。な?じゃないと、下でも2階でもゴハン食べてげりP頻度高くなるじゃんよ。