1999年3月の猫日記

1999年の猫日記
毛 玉

1999 03 01

うちの近所に猫を散歩させている人が住んでいる。犬のようにリードをつけて、引いているのだ。勝手に出ていって車にひかれたりしたらヤだもんね。また、その散歩してる姿がかわいいのだ。

と思っていたらおかんがリードを買ってきた。えーい、猫ばかめっ。

1999 03 03

ねねちゃんは、もう1歳と8か月にもなるというのに困った癖が治らない。

眠たくなるとおかんに寄って行っておかんの首を吸うのだ。にゃんこは、寝るとき赤ちゃんの時の癖が出ることがある。前足で布団でもなんでもモミモミする。

が、しかしっ。

ねねちゃんは産まれて1か月でえびちゃんと離れてしまったのでおかんがかわいそがって抱っこしまくっていた。当然寂しいねねちゃんはママのおっぱいを恋しがる。

そこで…

おかんの首をおっぱいがわりに吸うようになった。かわいいよ。確かにね。

でも…今は体重4.5キロのでかい猫。その姿は…まぬけ。

1999 03 09

うちの庭には、毎朝パンがまかれる。

誤解のないように言っておくが決して鳥のためなんかじゃない。絶対ない。

うちのお猫様は完全室内飼いなので、外の世界に多大なる希望を持っている。世間を知らないってのは怖いね。外には危険がいっぱいなのに。お猫様は外を眺めるのが精一杯だ。眺めることによって少しは気持ちも紛れるのだろう。

そんなある日。

ぶーちゃんが何やらぶつぶつ言っている。
「ぅぅなおぉぉぉう。にゃにゃにゃおぉぉぉぉう。」

なんだ…?外を見るとなにやら鳥(なんだかわからない)が庭でくつろいでいるではありませんか。するとねねちゃんやねろまで寄ってきてみんなでぶつぶつ言い出す。

鳥が飛んだ瞬間、お猫様3匹はいっせいに立ち上がって鳥を追いかけようと…するが追えるわきゃない。こちとら家の中だし。その姿を見て腹を抱えていたうちのおかんが何やらひらめきました。

そうです。

うちの庭には、パンがまかれているが、それは鳥をおびき寄せる為なのです。その鳥を見てお猫様が興奮して、そのお猫様を見てアタシたちは腹を抱える。アタシ達は腹を抱えたいばっかりに、毎朝パンをまくのでした。まぁ、最終的に鳥も腹が膨れるし実害はないわけだから…。

かわいそうなのはお猫様かな。見てることしかできないもんな。実際外に出ても鳥は取れないだろうけど。産まれてこのかた狩なんてしたことないんだから。

1999 03 16

ねろはへたれだ。
どんくさい。
おバカでいつも一生懸命だ。

今日もなにかしらがんばっている。ねずみのおもちゃで遊んだり、女性陣の尻を追いかけたり、おやつを横取りしたり、寝言を言いながら眠ったり。

去勢をすると子供にかえるっちゅーのは本当だったのね。

本来ならば立派な大人のはずなのに、いつだって「遊ぼうぜ遊ぼうぜ。何して遊ぶ?あ、外っ。ほら外に鳥が来てるっ。よーし…って、あれ?こんなところに薬のシートがあるじゃんっ。がぢがぢ…おや?そういや腹減ったなぁ。メシでも食…その前にトイレトイレ…あ、トイレの砂変わってるじゃん。ひゃっほーっ。ざっざっざ…あ、にくきゅうの間に入っちゃった。うう…取れないぞ…って、あれ?みんなどこ行ったんだ?おーい」と、際限なく繰り返しておる次第です。

1999 03 17

みなさんは、「猫はどんなところにでも顔をすりよせる」事を知っているだろうか。もちろん、お腹が空いたときなどに人の足元にすりよって来る事は周知の事実だが。

顔がかゆいのかどうなのかは知る由もないが、猫は歩きながらいろんなところに引っかかっては顔をすりよせている。ゴミ箱、ヒーター、こたつ、机、椅子、ベッド、冷蔵庫なんでも。

いや、それってどの猫でもすることだから取りたてて騒ぐ程の事じゃないんだけどね、ねろは違う。

どう見ても「頭突き」しているようにしか見えない。実際、足にされると結構痛いんだ、これが。

どすっ。

おいおい、だから頭悪いんじゃないのか…?ちょっと心配になったりしてる今日この頃。

1999 03 19

今日もむぎは、ねろに追いかけられている。

怒れば怒るほどねろはおもしろがって攻撃の手を緩めない。むぎは短気なくせに臆病なので、恐怖が絶頂に達するとものすごい叫び声を上げる。その声が家中に響きわたると他のお猫様達がわらわら寄ってくる。

お猫様のしっぽは…

みんなラスカルになっている…

1999 03 24

ぶーちゃんとむぎは仲が悪いです。顔を合わせばお互いうなり合っています。

そこでねねちゃんの登場です。ねねちゃんは二人の精神安定剤なのです。ぶーちゃんとねねちゃんは仲良しです。むぎとねねちゃんも仲良しです。だから、うなり声が聞こえるとねねちゃんは飛んできます。きっと疲れる毎日でしょう。だからねねちゃんはストレスが溜まります。

そこにねろ登場。ねねちゃんは、ねろをどついて、日頃のうさを晴らします。ねろはどつかれ損です。

でも、それでいいのです。それで我が家はバランスが取れているのですから。

えびちゃん?えびちゃんは高みの見物です。

1999 03 28

今日もナプキンが産卵、いや、散乱している。ぶーちゃんとえびちゃんの仕業だ。

ねろは、どこに隠してあったのか、まだ新しいねずみのおもちゃをくわえて来た。いつも、ねずみのおもちゃを与えると、瞬間壊してしまう(噛み付くので中身が出てしまうのだ)。新しいねずみは、最近与えていないのに…隠し財産なのか?そのねずみは。

しかし、その隠し財産も瞬間壊した。ねろは非常に残念そうだ。

いや、待て。

もしかしたら、他にも色々隠してるのか…?

1999 03 29

猫はくしゃみをする。

しかし、猫のくしゃみは苦しそうだ。ねろは度々くしゃみをする。苦しそうなのだがその顔がヘヴィー級におまぬけなのだ。目は上目使いになって、舌は鼻の頭にちょこっとくっついている。その顔で「ぶひっぶひっ」とくしゃみをするもんだから笑わずにはいられない。風邪をひいているわけでもないのになんでだろう。

笑いながらも、ちゃんと心配はしているのだ。

…アタシ以上に、えびちゃんが心配している。ねろがぶひぶひやりだすと必ず、その周りをえびちゃんがうろうろしている。しきりに体をなめてやる。美しい親子愛だなぁ、と思っているのも束の間。

くしゃみをし終えると、ねろはさっさとぶーちゃんのシリを追いかけ出す。取り残されたえびちゃんが、憐れに思える…